人をどこで判断するか
あなたの周りのいい人、悪い人、普通の人・・・の基準はなんでしょう。 本日の聖教新聞の「響き合う魂」で、アメリカ元国務長官のキッシンジャー博士はこういっています。 ”人物評価について、どのような基準をお持ちでしょうか” キッシンジャー博士に池田SGI会長が聞いた。 「私の変わらざる信念は、高尚の相手の人物を理解することがきわめて重要だということです。相手の知性ではなく人格です。知性の程度を確かめることはごく簡単です。しかし 人生における困難はすべて、賛否両論が知的なレベルで真っ二つに分かれた場合に起きるのです。 ですから、いくつかの可能性の中から一つを選択する場合に人格がカギとなるのです。 」 (「響き合う魂(第54回)」聖教新聞:2014/1/16) 1986年9月の計6時間に渡る対談でのやりとりです。この語らいは後に『対談集「平和」と「人生」と「哲学」を語る』として発刊されています。 キッシンジャー博士の略歴を見ると、ドイツ生まれ!ハーバード大で学び、博士号を取得し教授を務めています。69年から政権にて国家安全保障担当補佐官に就任し、その後国務長官になります。73年にはノーベル平和賞を受賞しました。 すごい。優秀なんだ・・。wikiの写真を見ると、気難しそうなオジサンに見えます。 目が鋭い・・・こわいよ、っていうか厳しそうだよ・・。 アメリカの第一線で闘ってきたのだから、厳しくなるのも当然ですね。 >人生における困難はすべて、賛否両論が知的なレベルで真っ二つに分かれた場合に起きるのです。 このように明確に言われると、確かにそうかもと思います。知性という武器が困難という敵の前で歯が立たない。そんな時にどう奥の手を出すしかないか。 それは人格、いわゆるその人が持つ人間哲学、思想、信念、ということですね。 いざ、という時に人間の本性が出る、という言葉もあります。 悪いことが起こった時に、みんな逃げていったとか、知らないふりしてるだとか、よく聞きますよね。 鋭い質問をした池田SGI会長へ、今度はキッシンジャー博士がお返しします。 「率直にお伺いしますが、あなたたちは、世界のどこの勢力を支持しようとお考えですか」 「私たちは、東西両陣営のいずれかにくみするものではありません。中国に味方するわけでも、ソ連に味方