スクーリングで友人をつくることの大切さ

通信教育は基本的に1人で勉強する事の方が多い。また、1人で4年間のスケジュールや煩雑で事務的な処理を進めなければいけない。私は事務的な作業は結構得意な方だと思っていたけれど、大学の雑務をすることで「苦手」ということに気がついた。その上、勉強、諸雑務は孤独だ。孤独に向き合うことになると、不安や悲観な気持ちが増す。大学では、入学当初から、「まず地方スクーリングに参加してみる」ことを促している。

私も例に漏れず、入学当初は勉強方法、その他に対して不安でいっぱいで、考えれば考える程落ち込む一方だった。そして、最初に自立学習入門の地方スクーリングを受けたのだけれど、周りに同じように不安に思っている人や、幅広い年齢層の人たちが果敢に挑戦している姿に感動して、頑張ろうと前向きに思えた。

その後、初めての夏の大型スクーリング。大学でのスクーリングは刺激でいっぱいだった。右も左も上も下も分からない私に、寮で同じ部屋になったご婦人が沢山のことを教えてくれた。大学でのスクーリングは参加者が多いので、地方スクーリングとはまた違った人間模様がある。海外からも参加している方々がいる。

スクーリングは授業で忙しい。普段と違う生活は実はかなり疲れる。だけど、その時しか会えない友人たちを疎かにしてはいけない。授業も大事だけれど、友人(同志)を作ることの方が大事なんじゃないかと今は思えている。共に頑張れる仲間は生涯の財産になる。できれば連絡先を交換することもおすすめする。

今ではLINEもあるので連絡先の交換は気軽だし、複数人だとグループを作ってやりとりができる。私は友人のつながりで仲のよいグループができて頻繁にやりとりをしているのだが、各地域の今が知れて大変興味深いし、誰かが悩んでいる時は皆で励ます。勉強で躓いたり、大学の基本的なことを質問したりもする。また、昨年は海外から来ているメンバーとも仲良くなれた。海外から来る方の大変さは半端ない。その想いを知ると自分の悩みなんてちっぽけだなと思うし、日本という恵まれた環境にいる分、しっかり卒業の栄冠を勝ち取ることは大切なことの1つなのだと思えた。

通教は幅広い年齢層の方がいて、それぞれに大変な環境の中で来ている人が殆ど。会話していると示唆のあるお話が沢山伺える。みんなびっくりするほど大変な中で果敢に挑戦している。やりとりの中で一期一会の大切さを学ぶ。自分と同じように悩んでいる人たちがいて、本当は孤独じゃないんだ、と知る。

しかしながら、創価大学では入学の数に対し、学位を取って卒業する人の数はなんと約10%だそうだ。実はこれは通信教育としては多い数値なのだとか。某大学では一桁のパーセンテージのところもある。各大学によって条件は違えど、いかに働きながら学位の取ることが大変なことなのか、ということが如実に現れている。卒業することが全てではないけれど、卒業という栄冠を勝ち取ることは、自己とその自己を取り巻く環境の中で重要な節目の1つとなろう。

今年ももう少しで夏期スクーリングが始まる。集う仲間たちと友好関係を深める時間を作る為にも、事前学習(予習)に挑戦していく意義はありそうだ。



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